国立遺伝学研究所研究会
「タンパク質の構造からゲノム情報解析まで」



インフルエンザ菌のゲノムが発表されてから10年が経過し、現在400種を超える生物のゲノム配列が解読されている。 一方でゲノム科学の一翼として機能解析に先立ちタンパク質の基本立体構造をすべて決めてしまおうという構造ゲノム科学プロジェクトも進展し、 その結果現在4万個以上の構造がPDBに登録されている。 生命科学研究における大量の遺伝情報処理の必要性はますます強く認識されるようになったが、 このようなデータ過多な状況においては如何にして意味のある情報を引き出すことができるかを真摯に考えてゆく必要がある。 本研究会では、今日生命情報学・計算生物学の置かれている状況を、 構造生物学・ゲノム生物学の過去・現在から見つめ直すとともに、この分野の未来を総合的に討論する機会を提供する。

また、長年に渡り日本の構造バイオインフォマティクスを牽引されてきた国立遺伝学研究所生命情報・DDBJ研究センター教授西川建先生は、 この度ご定年を迎えられ、平成19年3月31日をもって国立遺伝学研究所をご退官される。 タンパク質立体構造予測からゲノム情報解析まで幅広い見識をお持ちの西川教授を囲み、第一日目夜に退官記念の宴を開催する。

発起人:金城 玲
福地 佐斗志
太田 元規
連絡先:国立遺伝学研究所
生命情報・DDBJ研究センター
大量遺伝情報研究室
電話:055-981-6859
メールでのお問い合わせ

第一日目
日時平成19年3月22日(木曜日)13時30分より
場所みしまプラザホテル「クラブウィンブルドン」
 
13:30-14:10五條堀孝国立遺伝学研究所生命情報・DDBJ研究センター「GTOP: Never STOP」
14:10-14:50木寺詔紀横浜市立大学大学院総合理学研究科「正統的境界領域研究」
14:50-15:30八尾 徹理化学研究所ゲノム科学総合研究センター「蛋白工学研究所における構造バイオインフォマティクスの発展」
 〜〜〜 休 憩 〜〜〜
15:50-16:30中村春木大阪大学蛋白質研究所「蛋白質立体構造のデータベース開発と研究」
16:30-17:10中島廣志金沢大学医学部「ヒトとマウスの相同遺伝子のG+C量の違い」
17:10-18:10西川 建国立遺伝学研究所生命情報・DDBJ研究センター「タンパク質は進化したか?」
第二日目
日時平成19年3月23日(金曜日)9時より
場所遺伝研宿泊棟2階セミナー室
 
9:00-9:30松尾 洋理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター「In silico多重標的創薬アプローチ」
9:30-10:00柏木健司癌研究会がん研究所蛋白創製研究部「人工タンパク質融合BMP-2を利用したチタン表面への骨分化誘導活性の賦与」
10:00-10:30菊野玲子かずさDNA研究所ヒトゲノム応用研究部「TIC(Transcription Induced Chimera)は、ロゼッタストーン配列のアナログか」
 〜〜〜 休 憩 〜〜〜
10:45-11:15伊藤將弘立命館大学情報理工学部生命情報学科「Glycolipidome in the Ascidian」
11:15-11:45長野希美産業技術総合研究所 生命情報科学研究センター「酵素反応の系統的解析 − 加水分解反応、転移反応」
11:45-12:15野口 保産業技術総合研究所 生命情報科学研究センター「タンパク質二次構造予測からディスオーダー予測へ」
 〜〜〜 昼 食 〜〜〜
13:30-14:00大安裕美大阪大学臨床医工学融合研究教育センター「生物界を特徴づける膜脂質の生合成経路」
14:00-14:30須山幹太欧州分子生物学研究所「比較ゲノムによる選択的スプライシングのcis因子の解析」
14:30-15:00深海 薫理化学研究所バイオリソースセンター「Take it simple」
 〜〜〜 休 憩 〜〜〜
15:15-15:45藤 博幸九州大学大学院生体防御医学研究所「タンパク質間相互作用と適応進化 - ComCとComDの相互作用を例として」
15:45-16:15川端 猛奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科「配列および構造のスコアを用いて複合体予測構造の中から相互作用する蛋白質ペアを認識する試み」